毛周期によって影響を受ける脱毛のスケジュール
肌を露出する季節になると、女性が気にするようになるのが「ムダ毛」です。
どんなに透き通った肌をしていても、ムダ毛が見えると美しさが台無しになります。
そこで、永久脱毛の施術を受ける女性が少なくありませんが、よく誤解されていることに施術回数があります。
永久脱毛というのは、一度施術を受けただけで達成できるわけではありません。
毛周期の存在
人間の体は細胞分裂によって成長していきますが、実は毛も細胞分裂によって生まれ変わっています。
その細胞分裂のサイクルを「毛周期」と言い、「成長期」、「退行期」、「休止期」を順番に繰り返しています。
成長期
成長期はその名からも分かる通り、毛が成長して伸びていく時期です。
毛根にある毛母細胞では細胞分裂が盛んに行われています。
成長期の毛は黒色のメラニン色素が濃いことから、永久脱毛の施術はこの時期の毛を対象に行われます。
実は、永久脱毛の施術は毛に含まれている黒いメラニン色素に光を当てて強い熱を発生させ、その強い熱でもって毛の生成の基となる毛根を破壊します。
つまり、永久脱毛の施術はメラニン色素を多く含む成長期の毛において有効となります。
退行期
成長期の次に来るのが退行期です。
退行期になると毛母細胞での細胞分裂が止まり、毛が成長しなくなります。
また、毛根と毛の結合が弱くなっているため、簡単に抜け落ちる状態にあります。
なお、この時期の毛はメラニン色素が薄いため、光を当てても高熱を発しないことから脱毛効果はほとんどありません。
休止期
休止期の毛は毛根から離れて抜け落ちるのを待つだけになっています。
入浴時に抜け落ちるのは休止期の毛です。
休止期の毛は毛根から離れているため、光を当てても熱が毛根に伝わらず、脱毛効果は得られません。
つまり、毛根から新たな毛が成長してくるまで待つしかないということです。
部位ごとの毛周期と脱毛回数
髪の毛や腋毛など、体の各部位に毛が生えていますが、全ての部位の毛が同じ毛周期になっているわけではありません。
個人差はありますが、各部位の毛周期は一般的に以下になっています。
1)ワキ
・成長期:4~5ヶ月
・休止期:3~4ヶ月
2)腕や脚
・成長期:3~4ヶ月
・休止期:5~6ヶ月
3)VIO
・成長期:1~2年
・休止期:1~1年半
各部位によって毛周期が異なるため、各部位の毛周期に合わせて施術を繰り返すことが必要です。
ちなみに、成長期にある毛の割合を平均値にすると、約30%です。
従って、全ての毛に対して永久脱毛を完成させるには、3~4回の施術が必要になります。
ただし、VIOラインの毛は休止期が長いため、2年がかりになります。
まとめ
永久脱毛は毛根にある毛乳頭や毛母細胞を破壊することで完成します。
脱毛の施術は毛に含まれる黒いメラニン色素に光をあて、発生する強い熱を利用して毛根を破壊します。
なお、毛には毛周期があるため、1回の施術で脱毛できるのは全体の一部にしか過ぎません。
従って、永久脱毛を完成させるには、毛周期に合わせて施術を何回も繰返すことが必要です。
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